2014年12月10日
前回まで色々なサービスを提供する介護施設を思いつくままに、目に留まるままにご紹介してきました。(ただし、これらの事業者様が「差別化」の成功例として紹介しているわけではないことをご承知おきください。私と特別な利害関係があるわけでもなく、HP等のメディアで目にしただけで、業績等は関知していないという意味です)
「差別化≠ユニークなサービス」ではないことは、私もお客様に幾度となくお話していますが、ただし、今後、利用者の中で世代交代が起こる、又は起こりつつあることをご理解いただかなくてはなりません。
現在の皆様の利用者様は、戦中戦後世代の利用者様です。この利用者が今後は「団塊の世代」(現在65歳)に移っていくということを忘れてはいけません。
戦中戦後世代の方は、やはり何事にも辛抱強く自己主張も強くないイメージをお持ちの方も多いと思います。一方、団塊の世代は高度成長期やバブルを経験している分、戦後世代の方と比較し、アクティブエイジング(悪く言うとワガママ…)と言われるように、求めるニーズが多様化し、今までと同様のサービスでは満足しない世代となります。世代の移り変わりと同時に、介護事業者が提供すべき「時代に適合したサービス」も変化していかざるを得ません。
利用者様が「何を求めているか」「何を感じているか」、利用者様の目をよく見て感じてみてください。