消費税10%は平成29年4月に決定 ！処遇改善加算の行方は？

安倍晋三首相は１８日夜の記者会見で、消費税率１０％の再引き上げを「１８カ月間延期する」と表明するとともに、「１８カ月後さらに延期することはないとはっきり断言する」とも述べました。この数ヶ月持ちきりだった話題は、エコノミストも読めなかった7〜9月のＧＤＰマイナス成長を受け、増税延期という形で幕を閉じました。

介護事業者にとっては、介護報酬にも大きな影響を与えます。来年の介護報酬改定に盛り込まれていた消費税増税影響分の加算も合わせて無くなります。だけでなく、もともと消費税増税による税収を財源に充当する予定だった介護職員処遇改善加算も行方が不透明になってきました。

来年は介護保険法大改正も控えていますが、これは延期などということはあり得ず、予定通り施行されます。介護保険法改正と消費税増税のダブルパンチは無くなりましたが、油断できる状況ではないことには変わりありません。しっかりと事業計画を立てて時代に対応・順応していきましょう！

本当の戦いはこれからです。