2017年08月01日
今日8月1日から、社会保障のしくみが変わります。
特に、一定の所得がある高齢者は、医療と介護サービスの自己負担額の上限がともに引き上げられます。
●医療費 負担上限UP
70歳以上が対象。
一般的な所得がある世帯の人は、外来医療費の負担上限が月2,000円上がり、14,000円に。
年間の上限額も設けて、7月までの月額上限額12ヶ月分の144,000円とし、長期通院する人の負担は増えないようにします。
●介護サービス 利用者負担上限UP
一般的な所得の世帯の負担上限が月7,200円上がり、44,400円に。
サービス利用料の自己負担割合が全員1割の世帯は、3年間だけ年間上限額を設けて、7月までの月額上限額12ヶ月分の446,400円とします。
●介護保険料 現役世代の負担UP
40〜64歳が負担する介護保険料について、大企業の社員や公務員など支払い能力のある人により多く納めてもらう仕組みが導入されます。
●国民年金 受給加入期間25年⇒10年に短縮
国民年期を受給するのに必要な加入期間が、25年から10年に短縮。
無年金者を減らすのが狙いで、約64万人が新たに受給対象に。
加入期間が10年の場合の基礎年金受給額は、約16,000円/月。
実際の支給は、10月から始まります。