2014年11月06日
やはり、と言いましょうか、政府は介護療養病床の全廃を見送ることに決定したようです。
政府は、2006年に介護療養病床の全廃を決定しておりましたが、現在に至るまで棚上げ状態にありました。やはり、まだ既存の在宅サービスでは重度者の対応が間に合わないため、介護難民が続出するとの判断のようです。
以前から、政府は腰砕け状態になっており、全廃の見送りは予想されていましたが、ついに決定になったようです。
ただし、重篤な病気がある患者や終末期のケアを受けている患者等の割合が一定以上いる等の5つの要件を満たす場合のみ「療養機能強化型(仮称)」と位置づけて介護報酬をUPし、一方要件を満たさない介護療養病床は介護報酬を引き下げるようです。(平成26年11月6日 日本経済新聞)
介護療養病床の本来の存在意義である「病院から自宅介護までのワンクッション」といった役割に、いい形で影響が出ればいいですが。はたしてその効果は?