2016年06月30日
2015年の国勢調査の速報値が公表されました。
日本の人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は26.7%で、
4人に1人が高齢者となりました。
そして、全都道府県で65歳以上の人口が、15歳未満の人口を上回りました。
少子高齢化で労働力人口が減少し、日本の活力低下や衰退が懸念されます。
統計上は、65歳以上を“高齢者”と一括りにしてしまいますが、
高齢者と呼ばれたくない、と思っている65歳以上の方は多いのではないでしょうか。
アクティブシニアというコトバもあるように、
まだまだ現役、元気なシニア、シルバーは多くいらっしゃいます。
内閣府の調査によると、65歳以降も働き続けたい人と考える割合は56.7%ですが、
60歳代後半の就業率は36.3%となっています。
高い就業意欲が、必ずしも実際の就業に結びついていないのです。
就業意欲のあるシニア、シルバーを積極的に採用していけるような社会のしくみ作りが課題と言えます。
シニア、シルバーが利用者としてだけでなく、介護の現場で働き手として活躍できる機会が増えていけば、人手不足を少しでも解消できるのではないでしょうか。
皆様介護事業者様におかれましては、慢性的な人材不足が続いていると思いますが、一度立ち止まって考えてみると、このような’’人財’’はまだまだ存在し得るのですよね。
アクティブシニア人材の受け皿の仕組を作るのは、皆様介護事業者です。人ごとではありません。他社よりもいかに早くその仕組を作れるか?
一度考えてみてはいかがでしょうか?